子供の頃の虫歯
子供の頃の、虫歯は、歯医者さんへ行かなければならないという葛藤との戦いでもありました。
歯医者さんは、普通のお医者さんよりもなんだかイメージが悪く、
歯医者さんへ行かなければならないと、本当に嫌なものでした。
ある時に、歯が痛くて、母親に言ったところ、虫歯だろうから近くの歯医者へ行くように言われました。
歯が痛いなんて言わなければよかったと後悔しつつ、仕方なく歯医者へ行きました。
歯医者へ行くには、少し大通りを出て、住宅街から外れたところにありましたが、
大きなビルの2階で、子供ながらに行くまでも緊張しながら行っていました。
ビルの階段から2階へ行くには、子供には少し高めの段差の階段を、上って行きましたが、
やっと2階まで辿り着くと、ちょうどそこに歯医者さんの入り口がありました。
入り口は、自動ドアになっていて、その当時では珍しく、手でボタンを押さないと
開かない自動ドアでした。
それを開けて、歯医者さんへ入ると、あの独特な消毒の匂いがして、
それが更に緊張感を高めていきました。
歯医者さんへ辿り着いただけで、もう用事が終わったような気分にもなってしまっていました。
子供一人で
歯医者さんへ辿り着いても、まだ治療が始まっておらず、がっかりしながら、診察券を出していました。
そんな時に、受付の女の人から、保険証がありますかと聞かれると、忘れてしまっていると、
恥ずかしい思いをしました。
どこが悪いのかを受付の人に聞かれ、歯の場所と痛みがあることを簡単に説明した後、
待合室でいつものように待っていました。
絵本や子供向けのおもちゃがあって、いつもなら嬉しいはずが、
消毒の匂いと、他の見知らぬ顔の患者さんに囲まれて、気分が悪くなって、緊張の中にいました。
でも、子供一人で来ているので、他の患者さんたちが気を使ってくれ、
大人の人で、遊んでくれる人もいました。
気を紛らわせてくれたり、本を読んでくれる人もいました。
大人の患者さんに囲まれながら、待合室で楽しく過ごせると、名前が呼ばれて、
治療が始まっても、さほど苦痛ではありませんでした。
一人で待合室で待っていなければならないときは、治療は緊張してばっかりでしたが、
他の患者さんとの交流があると、楽しく過ごせます。
楽しい思い出に
待合室で他の患者さんとの交流が終わると、お医者さんから名前が呼ばれました。
治療するための席に通されて、小さなエプロンのようなものを着けました。
治療する部屋に入ると、待合室よりももっと消毒液のような独特な匂いがします。
先生たちもみんなマスクをしていましたが、薬局などで見るような紙のマスクではなく、
また、ガーゼのマスクでもなく、分厚い変わった素材のマスクをしていました。
顔が半分まで隠れてしまった状態で、先生たちが治療をしていましたが、
みんな笑顔で、どんな患者さんにも親切でした。
それほど痛い思いもせず、治療が終わり、治療室から出ると、
やっと帰ることができました。
歯医者へ行かないといけないのは、本当に嫌なイメージがありましたが、
楽しい思い出にもなっています。
りんく集
むし歯
・・・虫歯ってなんでできるんだろうか?素朴な疑問を解決。
